なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-のあらすじ・キャストまとめ

あの、蓮如を主人公にした作品が、『なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-』です。
やや、かた苦しくも聞こえますが、あらすじを見ていくと、まったくそうでもないことが分かります。
そこにあったのは、あくまで人間たちによるひとつのドラマなのでした。
『なぜ生きる-蓮如上人と吉崎炎上-』のあらすじ
了顕という青年は、自身の境遇をわびしく思っていました。
そして寺院や僧侶にもいい思いを持っておらず、生まれてくる子供にだけ、望みを持っていました。
が、彼にはさらなる不運が続き、やがて了顕は事故で希望をみんな無くしてしまいました……。
すっかり捨て鉢になってしまった了顕。
そんな彼はやがて、蓮如上人の法話を知るのです。
法話にあったのは、「なぜ生きる」ということへの答えだったのでした。
やがて、感銘を受けた了顕は変わっていき、蓮如上人の弟子となったのです。
しかし、蓮如上人率いる本願寺は、信仰を持つ人々が増えるものの、それが原因で、ほかの仏教諸派からはうとまれるように……。
蓮如上人や了顕らは京都から去るはめになりますが、布教の新天地を探すうち、吉崎へと到着したのでした……。
キャストについて
主役の蓮如上人を演じるのは、『水戸黄門』などでおなじみの、里見浩太朗さんです!
了顕は、小西克幸さんです。
その他のキャストもたくさんいます。
法敬房役が田中秀幸さん、千代役が藤村歩さん、道宗役が関貴昭さん、助六役が真殿光昭さん、キヌ役が前田敏子さん、ハナ役が頼経明子さん、蓮祐役が陰山真寿美さん、半兵衛役が河本邦弘さん。
なお、了顕の子供時代は東内マリ子さんが、助六の子供時代は大井麻利衣さんが演じます。
浄土真宗の蓮如について
蓮如は1415年、本願寺において、本願寺第7世の存如の長男として生まれました。
1431年に、青蓮院で得度をします。
1957年、父が亡くなり、本願寺第8世となりました。
が、本願寺は没落しており、蓮如は弾圧をする延暦寺への上納金を支払わず、仏敵扱いされてしまいます。
全国を転々とした末、延暦寺と和議に至りますが、蓮如の隠居と長男の順如の廃嫡が条件とされました……。
1471年、越前の吉崎に行き、吉崎御坊を建立します。
以後、吉崎は発展を遂げていき、信者も増えていきました。
1475年、吉崎を去った蓮如は1483年、山科本願寺の建立を果たしますが、長男の順如を亡くします……。
その後、加賀の一向一揆が起きると、これを諌めたといいます。
1489年に隠居して、1499年、蓮如は亡くなりました。
里見浩太朗について
里見浩太朗さんは、父を日中戦争で亡くし、母子家庭で兄と育ちました。
高校時代に『NHKのど自慢』に出演し、みごとに合格して、これ以後、歌手をめざすようになります。
そして1956年に、東映ニューフェイスに合格して、芸能界入りを果たしました。
1957年に『天狗街道』にて俳優としてデビューし、1958年には、主演した『金獅子紋ゆくところ』の主題歌で歌手デビューも実現しました。
1971年から始まった『水戸黄門』で助さんを演じ、これで一気に人気俳優としての地位を築いていきます。
1993年には、『炎立つ』にて、NHK大河ドラマに初出演。
そして2002年、『水戸黄門』にて、5代目水戸光圀役を射止めました。
以後、2011年の『水戸黄門』終了まで、最後の水戸黄門を務めました。
里見浩太朗さんは一般的に時代劇のイメージが強いですが、刑事ドラマでもかなり活躍しています。
まとめ
「なぜ生きる」というのは、人間にとっての永遠の謎でありテーマですよね。
タイトルといい、あらすじといい、一見、かなり渋い感じがします。
しかし、あくまで気軽に観賞していただき、仏教や蓮如への理解が増えていけばいいと思いますね。
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