瀬戸内寂聴問題作!?映画『花芯』の情報まとめ

僧侶として知られる瀬戸内寂聴さんには、作家という一面もあります。そんな彼女にとって、代表作でありながら、問題作とも言われたのが『花芯』です。
それがこのたび映画化となるわけですが、どういった作品なのかが気になりますね。どうやらかなりセンセーショナルな感じのようですよ。
映画『花芯』のあらすじ
園子は親が選んだ相手である雨宮と結婚をしました。やがて雨宮との息子が生まれます。はたから見れば幸福な家庭に見える園子でしたが、実は、雨宮とのあいだに愛は存在しませんでした……。
やがて雨宮は仕事が転勤となり、園子は雨宮といっしょに京都へと移ります。その京都の下宿で園子が出会ったのが、雨宮の上司である越智でした。やがて園子と越智は禁断の愛に……。
実は、この恋は、園子にとっては、生まれてからというもの、初めてのものだったのです。次第に園子は越智との関係を深めていくことになります。
「子宮の叫び」という過激な表現で呼ばれる欲求に、園子は抗えなくなっていって、越智との関係はますます深いものになっていくのでした。いったい、突き進む園子と越智の性愛はどういう結末を迎えるのか?
キャストについて
映画『花芯』のキャストは、かなり豪華!主人公の園子を演じるのは、村川絵梨さんです。『NHK連続テレビ小説 風のハルカ』ヒロイン役でブレイク。『マイ★ボス マイ★ヒーロー』など、ドラマ出演実績も多数です。映画も、『椿三十郎』、『ROOKIES 卒業』、『僕達急行 A列車で行こう』などに出演しています。
園子の夫の雨宮役は、林遣都さん。ドラマは『美丘 君がいた日々』など、映画は『バッテリー』、『パレード』など、話題作が多め!
園子の不倫相手である越智を演じるのは、安藤政信さん。デビュー作の『キッズ・リターン』での好演が今でも鮮烈ですね。まだまだ、『バトル・ロワイアル』、『69 sixty nine』、『亡国のイージス』といった、ヒット作にも恵まれています。
が、『花芯』には、他にも話題の俳優・女優たちがたくさん登場します!
『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』、『新大久保物語』、『小川町セレナーデ』、『天使のナイフ』などに出演した藤本泉さん。
『東京・ざんすっ ランニング・フリー』、『ホ・ギ・ラ・ラ Hogi-Lala』、『ベースボールキッズ』、『桐島、部活やめるってよ』、『ハイザイ 神さまの言うとおり』などの落合モトキさん。
毬谷友子さんも、園子と雨宮が下宿するアパートの大家という役柄で出演します。
これだけ世代やジャンルを超えた旬な俳優・女優が登場すれば、注目度もかなり大きくなると言えそうです!
映画『花芯』の評価、公開日など
今でこそ僧侶の瀬戸内寂聴さんで知られていますが、彼女はその昔、瀬戸内晴美名義の作家でした。現在でも作家はしており、『源氏物語』などが有名ですが、『花芯』については、出家前の作品になります。発表されたのは1950年代ということで、かなり昔の作品になりますね。
『花芯』は文学賞を受賞するなど、一定の評価を受けつつ、あまりにも官能的な内容に、批判も殺到……。「子宮」という言葉がたくさん出てきたことから、瀬戸内寂聴さんは子宮作家と揶揄され、発表後しばらくは沈黙を余儀なくされたのでした。
こんなことは現在では想像がつきません。若い方にはご存知ない方も多いでしょうね。60年近く前の作品が現在の旬なキャストで映画化ということで、瀬戸内寂聴作品への注目も上がるかもしれません。映画の公開は2016年8月6日からです。
まとめ
あの瀬戸内寂聴さんが過激な性愛ものを書いていたというのは、知らない方にはおどろきでしょうね!それだけに、作品の内容や演技にも俄然、注目せざるを得ないでしょう。
すでにお読みの方も、あらためて鑑賞してみれば、また異なった印象を受けられるかと思います。
おすすめ記事
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。